原子爆弾と水素爆弾

核兵器の種類を大きくわけると原子爆弾と水素爆弾があり、両者の違いは、核分裂反応のエネルギーを利用するのが原子爆弾、核融合反応のエネルギーを利用するのが水素爆弾といえます。

核分裂というのは、原子核に中性子が飛び込み原子核が中性子を吸収すると原子核が核分裂を起こし2つに分裂する現象のことを言い、2個か3個の中性子が放出されると連鎖反応で核分裂が次々と引き起こされます。

核分裂により得られるエネルギーは巨大であり、ウランまたはプルトニウム10キログラムでTNT 爆薬2万トン相当の大爆発となります。

原子爆弾はウラン235またはプルトニウム239の核分裂により巨大なエネルギーを引き出します。

水素爆弾は、重水素または三重水素の原子が互いに融合しヘリウム原子をつくるときに放出されるエネルギーを利用したもので、太陽のエネルギーが核融合反応により生み出されることから、水素爆弾は人工の太陽のようなものです。

核融合反応は数千万度の高温でなければ起きないのですが、このような高温を作り出すことができるのは、いまのところ核分裂反応だけです。

そのため原子爆弾を起爆剤として、原子爆弾の爆発により核融合反応を引き起こす仕組みになっているのです。