よく分からない人柄

「自分の県の県民性を論じよ」、というレポートの冒頭に、鳥取県出身のある学生はこう書きました。

「鳥取県の県民性を書けといわれても本当に困ってしまう」

鳥取県出身者がまず、その県民性を聞かれて「本当に困ってしまう」ところに、この県の特色があらわれています。

たしかに地味な県民性には違いありませんが、それ以上の言葉がなかなか出てこないといったところです。

北は日本海に接し、南は中国山地が覆い被さるように迫り、東西120キロメートルに及ぶ細長い地形は、生活するうえにおいては決して恵まれた地形ではありませんでした。

鳥取県は東部の因幡(いなば)と西部の伯耆(ほうき)とに分かれていますが、因幡といって思い出されるのは「因幡の白うさぎ」ではないでしょうか。

『古事記』に伝えられる神話で、ワニに皮を剥ぎ取られて、泣いている兎のそばに袋を背負った大国主命(おおくにぬしのみこと)が通りかかり、この兎を助けたという話です。

この話からも分かるように、この国は古代においては神話にあらわれる文化の中心地だったのです。

この因幡と伯耆という2つの国は、江戸時代に入ると合併して鳥取藩となり、明治以降はそのまま鳥取県になったのです。

鳥取県の交通事故に強い弁護士